澤山乃莉子監修 インテリアコラム
第6回「人があつまる家」
皆さんこんにちは。【世界的インテリアデザイナーを日本でコミッション】インテリアプロデュース協会、BABIDです。
代表の澤山乃莉子が20年余りのロンドン生活で学び、構築してきたインテリアセオリー・ライフスタイルについてお話していこうと思います。
みなさん、最後に家族以外の方を自宅にご招待したのはいつでしょうか?
中には1年以上、ゲストを招いていないなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「片づける暇も無いくらい忙しい!」という声が聞こえてくるようです。
実はイギリスでは、最高のおもてなしの場面で自宅にご招待することが多いです。
例えば新たなビジネスパートナーへの接待が必要な時。
高級レストランでもなく、流行の居酒屋でもなく、自宅にお招きします。
では、今日もいくつかの施工例を見ていただきましょう。
まずはエントランス。ゲストの目に最初に入る場所です。
第4回「アンティークを玄関に」でもお話したとおり、ぜひしつらえの空間をもちましょう。
こちらはBABID第2段プロジェクト、逗子・リゾートマンションリノベーションの
リビングへ続く廊下です。普通なら、物が隠せる収納にする方が多いのではないでしょうか。
私達はここをオープンシェルフにし、クライアントが集めた想い出の品をディスプレイしました。
ゲストを楽しませる話のネタを沢山仕込んでいます。
そして、ダイニング。背景となる壁を中心にミラーやコンソールテーブルをセットします。
最後はグラスやキャンドル、お花も飾って。お子様の記憶にテーブルセッティングをする、
素敵なシーンを残す事もできます。
必ずしもフォーマルなダイニングでなくてもOKですよ。
こんなカジュアルなリビング・ダイニングも良いですね。
友人や同世代のビジネスパートナーを招くのにはぴったりのデザインです。
こうして家を『もてなし』の空間として見てみると
あなたの家のインテリアが、いかに閉ざされたものであるかに気付くのではないでしょうか?
澤山塾では、人を呼びたくなる世界水準の開かれたインテリアをお教えします。
お子様も、机上では学べないたくさんの事を家の中で学べるはずです。
家は大切な情操教育の場だと思っています。
そういった意味では「人が集まる家」で過ごすことは、
「惹きつける人」になるための一番の近道かもしれませんね。