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外苑の杜のラグジュアリーサロンプロジェクト

「SALON DE S」

外苑の杜に佇む、セセッション様式のラグジュアリーサロン「SALON DE S」。
歴史的建造物に囲まれた空間に、生命の息吹を感じさせる独創的なデザインを融合。
若草色を基調とした、心身ともに再生を促す癒やしの空間を手がけました。

インテリアデザイン・意匠設計:BABID
実施設計・施工:ミサワリフォーム株式会社

デザインリサーチ
BABIDのデザインリサーチは、多角的な視点から行われます。今回は、外苑前の歴史と建築様式を調査し、セセッション様式が周辺環境に調和することを確認しました。

デザインコンセプト
今回は、外苑前の歴史とウィーン分離派の芸術性を融合しました。

外苑の銀杏並木、セセッションの中心人物であるクリムト、そして琳派。これらの黄金色のイメージを融合し、奥深く気高い、革新的な「美」を目指し、デザイン展開を行いました。

建築には、外苑前の象徴である聖徳記念絵画館より、「直線」と「アーチ」の建築様式を空間に取り入れ、調和と優雅さを表現。
また、グスタフ・クリムトの絵画からインスピレーションを得て、神秘的な粒状感を施し、細胞の一つひとつが輝きを放つようなイメージをアクセントに入れました。

レイアウト
限られたスペースを最大限に活用し、サロンに必要な機能を効率的に配置しました。
またバーカウンターを設置したことにより、施術スペースとしての機能だけでなく、美容に関するイベントやパーティーなど、フレキシブルな用途に対応できる空間を実現しました。

完成写真
レセプションラウンジ

印象的な若草色が広がるみずみずしいレセプションラウンジ。
カウンセリングルームへと続く空間は、これから始まる特別な時間への期待感で胸が高鳴ります。
奥へと誘うように優雅に揺れる、黄金色のカーテン。その輝きは、これから始まる美の再生を予感させ、訪れる人を優しく包み込みます。

カウンター・パウダールーム

3か所で現れる壁のアーチの連続と、中に敷設された幾何学模様の壁紙、そしてカーテンに現れる金が、セセッション様式ならではの優美な空間を創り出しています。またそれぞれに施された柔らかな間接照明が、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
隣接するパウダールームは、使用時はカーテンで仕切られるように作っています。セセッション様式の独特なチェアが、空間にアクセントを加えています。

施術室1・2

施術室1
ゆったりとくつろげるソファと、有機的なフォルムのテーブルが、施術前の緊張を和らげ、リラックスへと導きます。

施術室2
柔らかなベージュを基調とした、ラグジュアリーなプライベート空間が広がります。
窓辺には、光を遮る厚手のカーテンが設置され、施術に集中できるよう配慮されています。

ロゴデザイン

SALON DE Sの施術内容である「からだの内側の細胞から生まれ変わる、女性らしいからだ」をテーマに、曲線と直線を組み合わせた有機的なフォルムでデザイン。セセッション様式と呼応しながら、再生と輝きを象徴するシンボルとして、空間に華を添えています。

インテリアデザイン
一般社団法人英国インテリアデザインビジネス協会(BABID)
設計施工
ミサワリフォーム株式会社
フォト 岡本譲治
ライオンフォトスタジオ東京株式会社 岡本譲治
ブランディングデザイン
株式会社エイトノットアンドカンパニー