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富士レークホテル 西館改装プロジェクト

90年の歴史を誇る富士レークホテルのロビー改装プロジェクト 完成2024年12月

この改装の目的は、新たなサービス動線を作るための機能改装に加え、すでに先の改装から30年を経て、疲労感が否めないパブリックエリア全体のアップグレードでした。
コロナ以降2年間途切れることなくほぼ95%で稼働するホテルの改修ですから、できるだけ休館期間を短くしたいということで、デザイン・準備期間に8か月、工事自体は1か月弱の改装となりました。
この結果、サービス動線の機能と効率性を高め、さらにホテルの顔となるロビーの高級感を高め、サービスへの評価がアンケートでも明確に上昇するなど、ホテルにもゲストにも大変喜んでいただける改装となりました。

ホテルマネジメントコンサルタント: キュレーションホテル協会 澤山乃莉子
デザインプロデュース、デザイン基本方針策定: BABID澤山乃莉子
デザイン: BABIDデザインプラットフォームインテリアデザイナー
意匠設計: 佐藤のりこ(NOCO DESIGN一級建築士事務所)
設計監理: 小林勝(アーキデザイン一級建築士事務所)
施工: 株式会社川上建設株式会社

新動線と新施設レイアウト

コロナ以降特に省力化が叫ばれるホテル運営ですが、90年の歴史を誇る富士レークホテルではむしろ逆のベクトルを採用し、チェックイン時のコミュニケーション重視に舵を取りました。

到着のお客様をまずラウンジに通し、着席して館内のご説明とチェックイン、そしてお茶を飲んでいただき、ご希望のタイミングでお部屋係がお部屋にご案内します。
ラウンジを出て東館・西館に移動の途中にあるアメニティプールでスタッフと共にアメニティを選び、お部屋へのご案内中のコミュニケーションを高めます。

このために必要な改装は以下の項目でした。

  1. 対象全エリアのスケルトン化
  2. 改装対象全エリアの新規カーペット敷設
  3. 歴史的モチーフをコンテンポラリーなオリジナルに昇華させ、空間の華やぎを演出
  4. 空間のコアとしてのサービスカウンター新設
  5. 新規照明計画
  6. アートディレクション(新規アート導入、既存アート再構築)
  7. 荷物預かりエリアの充実(インバウンドの増加により、非常に大きな荷物預かりエリアが必要となった)
  8. フロントカウンター周辺のアップデートと自動チェックアウトカウンター増設
  9. パブリックトイレの刷新
  10. アメニティプール新設
  11. 補修:屋根補修、古い木部や壁の刷新(壁紙、ペンキ、木部補修など)
  12. 設備刷新:排煙窓の交換等、居住環境を高める

ロビーラウンジ基本デザインコンセプト

西館、レストラン赤富士改装がすでにBABIDにより完了していますが、いずれも基礎となるデザインコンセプトは同じです。以下の考え方が、赤い糸を通すようにすべてのデザインを貫きます。

ロビーラウンジ基本デザイン考察

東館ロビーラウンジは築40年。取り壊すにはまだ築浅であり、なおかつ非常に印象的な馬蹄形の美しい天井を擁しており、連続する出窓から眺める湖の景色は絶品です。河口湖周辺においては非常にまれな、直接湖に接する敷地を擁している特権といえるでしょう。
しかし、ホテルとの出会いから感じていた違和感がありました。このようにすばらしい建築でありながら、この天井と足元にある家具のテイストや暖炉、カウンターのデザインがちぐはぐなのです。それに加えて、せっかく湖に面して180度回した円形出窓を、バーカウンターやほとんど利用しない扉が分断し、席数も必要数が取れない状況でした。

そこで、基本デザインコンセプトをバックボーンに、この天井のデザインを引き立てるような家具、意匠設計、カーペットや家具のデザインを作ることをデザインの命題としました。
天井の美しい木の色をベースに、その色を建具・什器・家具の木部色とし、さらにカーペットは目の前の水面・碧・大地に見る色のグラデーションで、外景を室内に取り込むようなデザインにしたのです。
また、随所で現れる創業当初からの四つ葉風のレリーフをもっと小さいスケールでメインモチーフとすることで、キラキラした華やかさを家具で表現しました。
これにより、天井のデザインが全体のデザインと融合し、統一感のあるデザインになりました。

それでは上記で上げた工事項目1~6について映像とともにご案内いたします。

1. 対象全エリアのスケルトン化

中央の印象的な暖炉は、長年このラウンジのシンボルでした。しかし今回のスキームでは活用できないピースとなってしまいます。懐かしむ声もあることから、注意深く取り壊しの決定を行いました。
コンクリートでがっしりと作られたベースとベンチを撤去した後は、このエリアの違う表情が出てきました。また暖炉の大きな傘を支えた4本の無垢柱はアップサイクルで再利用します。

2. カーペットデザイン

天井は活かし、壁は多くが窓と考えると、約1000㎡と最も大きな面積を占め、デザインのクオリティを決めるのはカーペットです。ドラマティックでありながら、主張しすぎずデザインと調和する、高度なデザイン力が必要です。
BABIDデザインプラットフォームの一員として、キュレーションホテル桃山雅苑や富士レークホテル西館でもカーペットやファブリック、壁紙デザインを行い、高い評価を得る吉田恵美が、広い範囲でも全体で一つの壮大な絵柄が表現出来る、ウール素材のアキスミンスターカーペットでデザインを行いました。(カーペット製作:サンゲツ)

デザインモチーフには、ホテルを囲む緑、湖の揺らぎ、富士の躍動感、それに富士講文化に現れる三角のジオメトリックパターンを織り込むことで、コンテンポラリーで深い表情を演出します。本番製作までに色調整と試作を何度も重ね、微妙な色合わせを完成させていきます。
またそもそも複雑な文様ですから汚れは目立ちにくいですが、メンテナンスの観点から、さらに特に汚れやすいエリアには濃い色を持ってくるなど、デザインと実用性を兼ね合わせた絵柄の配置を心がけました。

ところで、カーペットは一つ一つの色のピクセルで出来ているってご存じですか。色の違いや文様のデザインはこれらピクセルを置いていく作業です。1000㎡に対してこの作業を行うカーペットデザイン、途方もない世界ですね。

そしてこのデザインは3Dでも検証され、さらに3Dイメージは、オペレーションしながらの工事となるため、工事囲い用ポスターにも使われ、ゲストの今後への期待感を高めました。

完成したカーペットの効果は一目瞭然ですね。また、ウール素材ならではの高級感と足触りも好評です。床より上に出てくる左右対称の規律性と、床の有機的なうねりがリズム感となり、デザインをより印象的にしてくれます。

カーペットはインテリアエレメントとして非常に重要です。テーマに則したデザインが出来、直接メーカーとの交渉ができる人材を擁することも、BABIDの強みです。

3. 歴史的モチーフをコンテンポラリーなオリジナルに昇華させ、空間の華やぎを演出

シンプルな和のデザインがホテルデザインとしてもてはやされる昨今ですが、富士レークホテルは河口湖リゾートホテル文化の発祥であり、90年の華やかな歴史に彩られた唯一無二のリゾートホテルです。
カーペットに見る華やかさに調和するモチーフとして、開業当初から用いられた四つ葉模様をレリーフ化し、結界、家具、建具などに展開しました。
柄のサイズも並べ方も何度も検証し、サイズ感の違う試作品も制作。最終的には透け感と金額のベストミックスを見つけ出し、制作にかかりました。
レーザーカットによるレリーフは、切り口が黒くなりますが、表裏面は周囲の家具色に合わせ、断面の黒はあえて残すことで、レリーフの立体感を強くしました。(木製レリーフパネル製作:協和成産

結果、レリーフの透過性やクローバー柄の華やかさにより、ホテルロビー全体がキラキラした印象となりました。大勢の人が行き交うホテルロビーにおいてこのキラキラ感が、空間の温かみや期待感を高める仕掛けともなります。

以下左は増加するインバウンド需要(チェックイン・アウト前に荷物を預ける)に対応するため、荷物置き場の拡充が必要でした。自分で預ける荷物置き場のため、透過性のあるレリーフ素材で4枚引き戸を設置。右は売店洋服売り場との結界です。ここも見えそうで見えない結界は効果的でした。

透け感を活用し、通路とラウンジ間の結界を兼ねた、照明を内包したブックシェルフ/パンフ台を作りました。アート本、日本関連本を中心に澤山がキュレーションしたラインアップです。什器デザインはBABIDデザインプラットフォームの一員、ロンドンベースのブライソン美奈子。

4. ラウンジチェックインのための座席数増加(既存張り替え+新規家具導入)

ラウンジチェックインを行うには、相当の席数が必要ですが、改装前の状態では席数が足りません。加えて、大きなソファエリアは一組しか座れないレイアウト。
そこで、馬蹄形出窓部分全体をソファとし、2組座れるよう長いソファを分割することで、同じ面積ながら、改装前の1.5倍の座席数を確保しました。
ソフトファニシングデザイン、製作は中島淳子。

また、天井の色合いや窓の景色を邪魔せず、カーペットの風合いにもなじむ素材を、家具や建具に採用。カウンター材のイタリア産大理石の上品な色合いと、ストーンクラッシュを施したベルベット生地が空間に調和しています。また、アップサイクルした丸太は、花台やテーブルに生まれ変わり、転倒防止の仕掛けを施し(上野玄起作)ラウンジ全体にちりばめられました。

5. 空間のコアとしてのサービスカウンター新設

エントランスから離れたラウンジチェックインを可能にするためには、ゲストの動線とスタッフィングをコントロールするための①コントロールベースが、全動線を見渡せる位置に必要です。
また、飲み物やスナックなどを置き、チェックインから夕食後まで、自由に好きな時間に楽しんでいただく②ドリンクカウンターが必要です。
上記①と②を併せたサービスカウンターを、ロビーラウンジの中心に設けました。

これにより、見た目的にも空間のフォーカルポイントとなり、さらにサービス動線の中心となる、まさに空間の要が完成しました。
家具設計はBABIDデザインプラットフォームメンバーで、インテリアデザイナーでありながら江戸指物の職人経験もあるガジリア恵理子。

6. 新規照明計画

ホテルは、チェックイン・アウト時は陽が高かったとしても、夜に多くの時間を過ごす空間です。当然客室のみならずパブリックスペースにおいても、高度な照明計画が必要となります。
特に大空間においては、列柱や窓の連続となるため、空間に対してはリズム感と立体感を強調させる照明、また対象を浮き上がらせる照明、さらに人に対してはその人が美しく見せる照明というように、それぞれの場面や対象物によるアプローチが必要です。
それらを加味した照明計画を作りました。
今回は全て合計すると50点に及ぶ独立照明(ペンダント、ウォールブラケット、置き照明)、また10点近いスポットライト、さらに10か所以上で間接照明を新調、追加しています。非常に多いですね。これだけの数の連続的な展開においては、それぞれのデザインのキャラクターを強くしすぎると、当然ですがしつこくなります。
従って基本の方向性を、フォルムは四つ葉型・円形・馬蹄形をベースとして、素材は白の和紙で統一しました。実はフォルムはシンプルですが、多くがアーティストや工房による特注品です。

その上でさらに重要なピースについては、和紙アーティストによるデザインを施しました。制作風景はこちらのリンクからご覧になれます。
これらを空間に平面的に展開するのではなく、高さのリズム感かつその指向性でより空間に広がり持たせるように配置しました。

まずアプローチではレリーフを通した間接照明が空間の華やかさを、奥に見える照明が奥行き感を表現し、吸い寄せられるようにラウンジにいざなわれます。

足を踏み入れたら、特に壁のブラケット照明からの上下に漏れる光による陰影、リズム感を以て配されたスタンド照明が、どこにいても居心地よさそうに見せている点に注目してください。このラウンジ空間では、照明が点灯し始める夕暮れのこの時間帯からが、特に居心地よく感じます。

日が完全に落ちて、外の景色が夕闇に沈んでも、室内の景色だけでも絵になるように、照明の配置やアートの位置が工夫されています。特に天井近くのアートや内照式のレリーフ柄がより印象的に見えてきます。これらも照明の力によるものです。

7. アートディレクション(新規アート導入、既存アート再構築)

老舗ホテルのアートディレクションの場合、既存アートへの配慮が必須です。創業90年のホテルには、レガシーを伝える重要なピースが数多くあります。富士山をモチーフとした絵画、大型古地図、大型写真などのこの地にまつわるアートがロビー全体に置かれていました。
それらを生かしつつ、新たなデザインテーマに近づけるブリッジとして新たなアートピースを提案します。
ベースとなるのは、既にラウンジ上部の壁にある大型モノクロアート。空間によくマッチしているこのピースをベースとして、アートディレクションを行いました。
そのテーマは「北斎」。富士の三大版画と肉筆画にモチーフを求め、「ラウンジに北斎を探そう」というゲーム感覚も採り入れ、ラウンジ随所に、北斎のモチーフが現れる仕掛けをもつアートを展開しました。⇒こちらからご覧ください。

鉄+和紙の照明制作はアーティストの上野玄起、また、和紙アートは和紙アーティストの熊谷雛。

分かりやすい富士そのものを描くわけではなく、よく知っている人なら気づく匂わせアートとしました。

周囲のアートに対して主張しすぎず、でも見始めると興味深く見えてくるアート。ラウンジで過ごす時間が少し興味深い時間になります。ラウンジの書棚には富士山や日本文化、北斎の本を並べ、ラウンジで過ごす人々がこの地の文化をより深く知っていただく工夫もしました。これらが皆様との会話の糸口になってほしいと思っています。

ラウンジ最期は、北斎の 「富士越龍」をモチーフとした和紙アート。もっと長く生きられたらさらに画の高みに行けるのに、との思いを上り龍に託した、北斎90歳直前の最後の肉筆画です。その龍の一部をモチーフとし、画面には余白を思いっきり広く残しました。見た方は、違和感を覚えるかもしれません。しかしこの余白には、北斎と同じ90年を重ねた富士レークホテルの未来が、真っ白なキャンバスのように広がっているという比喩を表しています。
今のホテル業界にあって、低い離職率と長い平均勤続年数を誇る富士レークホテル。スタッフの皆様も一緒にこの無限のキャンバスに夢を描いていただけたらという願いも込めました。

なお富士レークホテルにおいては、前年に和食レストラン赤富士(清水料理長によるカウンター割烹レストラン)のオープンにあたり、かつての中華レストランからの改修を行っており、その際に北斎の赤富士を幅5メートル、高さ2.5メートルのガラス窓に和紙作家熊谷雛による和紙切り絵で、アーティストインレジデンス方式で描いています。今回の北斎探しはそこからの流れでもありました。タイムラプスによる制作映像はこちらから

フロントエリアでは、レリーフで抜いた四つ葉木片、つまり捨てられる部分をアップサイクルしたアートと、ホテルの歴史を物語るメモラビリア写真集でカウンター回りの表情を演出しました。

フリードリンクカウンターには飲み残しポットが必須。しかしいかにもそれっぽいものは避けたいので、古くからロビーに鎮座する河口湖伝説の河童をモチーフに、アーティストが制作しました。これは世界的にも非常に珍しいのではないでしょうか。ぜひその使い心地含め、現地で見ていただきたいピースの一つです。 デザイン・制作 上野玄起

デザイン・準備期間に約8か月、工事自体は1か月という、まさに短期決戦で、実際かなりタイトなスケジュールの中での改装でしたが、デザイン・施工チームが一丸となり、納期を守ることが出来ました。出来栄えにおいては、ご満足のいただけた改装だと思います。

何より、スタッフの皆様がこの空間の中で、今まで以上に、老舗の誇りを胸にきびきびと楽しそうに働かれる姿を見られたことは、プロとして取り組んだ私たちの喜びでもあります。
さらに、ラウンジが静かになったとの声が聞かれます。これは私の観察でも明らかです。皆さん静かに音楽の流れる時間を楽しんでいます。席のレイアウトの工夫で、周囲が出来るだけ気にならないようになっていることもあり、特に夕方からの光の変化を味わえる時間帯はよりゆったりと時間を楽しんでいます。
インテリアには、人のビヘイビアを変える力があります。汚いところでは場の空気はささくれ立ってきますが、いい空間では自然と人は居住まいを正します。これはひいてはサービスする人の精神的負担を軽くします。

富士レークホテル様においては、一昨年の西館改修、昨年のレストラン赤富士改修、そして今回のロビーラウンジ改修と、順次アップグレードのお手伝いをさせていただいております。
90年の歴史を持つ大型リゾートホテルの改修は、当然ですが、営業を続けながらの部分改修となります。ホテル改装はエンドレスに続くものですが、私たちが関わらせていただく限り、改装デザインにはメインコンセプトという柱を持ち、ホテルのどこにいてもこのホテルにしかない歴史やレガシーを感じることが出来るデザインを行ってまいります。
滞在の中で、そんな思いを感じていただけたらと願っています。

BABID デザインプラットフォーム参画メンバー紹介

澤山 乃莉子 インテリアデザイナー BIIDメンバー
一社)BABID代表理事  デザインプロデューサー
一社) キュレーションホテル協会 代表理事  ホテル経営コンサルタント
本プロジェクトではプロデュース、デザイン基本方針策定、レイアウトデザイン、アートディレクションを担当。
2000年にロンドンでデザインオフィス設立以来、英日で住宅、商業施設、家具デザインなどを手掛ける。「BIID Merit Award 2016」等、日英での受賞や雑誌掲載も多数。プロ向け欧州トレンドレポートやデザイン塾主宰など、執筆、教育、講演分野でも活躍。
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佐藤のりこ 一級建築士 インテリアデザイナー BIIDメンバー
NOCO DESIGN代表
今プロジェクトでは意匠設計を担当。
建築士事務所・ハウスメーカーなどで、建築とインテリアの業務に従事し、2010年に一級建築士資格取得。2013年ロンドンのThe Interior Design SchoolにてInterior Design Professional Diplomaを取得。2015年にNOCO DESIGN一級建築士事務所を設立。建築を知るインテリアデザイナーとして、主に高級レジデンスのプロジェクトを手掛ける。
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小林 勝 一級建築士
一級建築士事務所アーキデザイン 代表
今プロジェクトでは現場調査及び設計監理を担当。
富士河口湖をベースに、富士山麓一円で住宅及び店舗の設計&施工を行う。
住宅においては「寒冷地における快適な住まい」をモットーに省エネ住宅を得意とし、店舗設計においては富士山5合目商業施設やそば店などを手掛ける。

吉田 恵美 インテリアデザイナー、テキスタイルデザイナー BIIDメンバー
ヨシダプランニングオフィス主宰
今プロジェクトでは、カーペットデザインを担当。美術大学にて広告デザインやブランディングを学ぶ。卒業後、インテリアテキスタイルメーカー商品企画部に入社。ホテル及び商業施設向けのデザイン担当、自社ブランドの商品開発などを経て独立。ホテルやメーカーとのオリジナル商品開発、デザイン企画など、プロとの協業実績多数。
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ガジリア恵理子 インテリアデザイナー BIIDメンバー
JIC Co. Ltd.代表
本プロジェクトでは造作家具設計を担当。下町工房で江戸指物技術を学んだことが転機となり、インテリアデザイナーとしての経歴をスタート 。2017年ICSカレッジオブアーツでMaster of Arts in Japanese Interior Architecture and Designを取得し、現在は個人宅のリノベーションからホテル、商業ビル等多岐にわたり意匠提案、施工に携わる。
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中島 淳子 (なかじま あつこ)  インテリアデザイナー BIIDメンバー
有限会社サンアベニュー(ショップ名:Avenue Interior Design)デザイナー
本プロジェクトではソフトファニシング全般のデザインと制作監理を担当。
ソフトファニシングの専門家としての知識と技術を核に、個人邸・店舗・ホテル・病院などインテリアデザイン全般を手掛け、リピート物件も数多い。エリアは、山梨のみならず全国に及び、国内外での受賞歴もある。現在、インテリアスタイリングプロの代表を務める。プロ向け・消費者向けの多数のセミナーで講師を担当し、インテリアの啓蒙活動も行う。
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ブライソン 美奈子 インテリアデザイナー BIIDメンバー
Studio Kaimi代表
今プロジェクトでは、キャビネットデザイン、FF&Eを担当。
2006年 University of the Arts Londonにて Interior Design Diploma取得。2008年から英国インテリアデザインオフィスNSDAにて澤山に師事し、英国ならびに日本の高級住宅、スパ、サロン、レストランなど商業施設のデザインを行う。また欧州におけるインテリアデザインマーケットのトレンド分析や雑誌への執筆活動も行う。2019年Studio Kaimi設立。英国を拠点に、日英において住宅増改築、商業施設デザインなどを手がける。
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山口恵美 インテリアデザイナー BIID日本支部メンバー
EY Design 代表
本プロジェクトでは、和食レストラン赤富士デザイン並びにPMを担当。
ロンドンThe Interior Design SchoolにてInterior Design Professional Diplomaを取得。 前職の経営コンサルティングの経験を活かし、運用や業務改善を考えたデザイン提案を得意とする。2017年スタジオ・デル・ソル(同)EY DESIGNを立ち上げ、首都圏を中心にリノベーションや新築デザインに携わる。

上野玄起 アイアン造形アーティスト
今プロジェクトでは照明機器の傘、飲み残しポット、花台などのデザイン+制作を担当
美術大学在学中から鉄を素材とした作品の制作を続ける一方、大学や専門学校でデザインを教え る。1997年八ヶ岳に移住しアート、クラフト、デザイン、を手掛ける上野玄起 鉄の造形スタジ オを開設。太陽光発電、蓄電池、などで再生可能エネルギー率を高め、自然農で田畑を実践する などサスティナブルな暮らしの中で制作をする。地域のアール・ブリュットの支援、観光と芸術振 興、アーティスト育成にも取り組む。

熊谷雛 和紙アート作家
今プロジェクトでは照明機器の傘、大型和紙アートの制作を担当。
東京都三鷹市出身。2018年 日本大学藝術学部デザイン学科卒業。ペーパーアート作品を主に制作。卒業後はキュレーションホテル群をはじめとする宿泊施設や、シェアオフィスなどでオーダーメイドの和紙アートを制作。 和紙のしわ・重なりや色味を活かして壁面に直接描く他に、和紙の透過性を生かした照明カバーやピクトグラムサインも制作。レジデンスによる大型作品の制作も各地で行う。

渡邊弓枝(BABID) プロジェクト予算監理 FF&E発注監理
水野珠蘭(BABID) FF&E発注
リベラ由紀子(BABID) アドミン、契約業務全般

お問合せ先
〒107-0051 東京都港区元赤坂1-1-8
赤坂コミュニティビル9F
TEL / 03-6804-6501
MAIL / info@babid.org
営業時間 / 10:00-18:00
定休日 / 土・日・祝日

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