澤山乃莉子監修 インテリアコラム
第5回「自由で不安定なロココ」
皆さんこんにちは。【世界的インテリアデザイナーを日本でコミッション】インテリアプロデュース協会、BABIDです。
代表の澤山乃莉子が20年余りのロンドン生活で学び、構築してきたインテリアセオリー・ライフスタイルについてお話していこうと思います。
突然ですが、みなさん「水曜日のカンパネラ」という、超アーティーなユニット
ご存知でいらっしゃいますか?先日BABIDのスタッフの間で話題になり、
独特の感性と世界観にインテリアデザインのプロとしても注目しています!
その他、カワイイ世界観といえば、きゃりーぱみゅぱみゅさん。
大きなリボン・レース・淡い可愛らしい色合い・時にグロテスクでキッチュなアイテム。
ジャパニーズ「カワイイ」として世界中で大人気ですね!
というわけで、本日のテーマはカワイイの起源でもある「ロココ」です。
ご存知の通りフランスで起きた、このムーブメント。
左右非対称にのびやかな植物を模した装飾が特徴です。自由で開放的な当時の世情を表しています。
ところがフランス革命の直前には、自由すぎる装飾は抑えられ、
だんだん直線的な均衡の取れたデザインが主流になっていきました。
まるで不安定さへの反発のよう。
「ロココ」は数ある建築様式の中でも、密接にファッションやインテリアと結びつき
思想がわかりやすく視覚化されつづけていますね。
そういう意味では「ロリータファッション」や「姫系」、「ジャパニーズ・カワイイ」などは
ロココの進化形と言えるでしょう。時代によって解釈を変える、非常に面白いキーワードです。
澤山塾では、このように何度もリバイバルしながら進化する、
「インテリアトレンド」についても理解を深める事ができます。
そして今年もまた、デザインウィークのロンドンで新たなトレンドが生まれています!
もちろん視察してきましたよ!
次はどんなトレンドが現れるのか? 楽しみですね。