澤山乃莉子監修 インテリアコラム
第4回「アンティークを玄関に」
皆さんこんにちは。【世界的インテリアデザイナーを日本でコミッション】インテリアプロデュース協会、BABIDです。
代表の澤山乃莉子が20年余りのロンドン生活で学び、構築してきたインテリアセオリー・ライフスタイルについてお話していこうと思います。
みなさんの家にはアンティーク・ヴィンテージと呼べる古く良いものがひとつでもあるでしょうか?
最近では「ヴィンテージ風」のインテリアが好きという方も多いかもしれませんね。(2010年以降世界的大ムーブメントになりました。)
さて、今日も何枚かBIIDメンバーによる施工事例を見ていただきます。
Oliver Lawのデザインです。「これこそが英国!」と感じられる方も多いでしょう。
言わずもがな、一流のアンティーク家具を使用したデザインです。
違う時代のものをたくみに織り交ぜる技術、素晴らしいですね。
クラシック空間ですが、時の経過を表現したことでコンテンポラリーにすら感じられます。
続いてこちらをご覧下さい。
Daniel Hopwoodのデザインです。
実はこのダイニングチェア。デザイナーが見つけたフランス製のアンティークチェアの背もたれに、
地元でデザインされたファブリックをカスタマイズしています。
どちらも同様に“古いものを愛し、使いこなす”ことに長けているからこそ実現されたデザインです。
本当に良い家具は、クラシックな空間にも、コンテンポラリーな空間でも美しく存在感を放ちます。
ロンドンの友人の家には必ずと言っていいほどアンティークがありました。
玄関やリビングなど家の重要な部分で「見て!」といわんばかりにしつらえてあるのです。
必ずしやクラシックなしつらえではなく、モダンな空間でコンテンポラリーアートと上手にマッチさせている家庭も多いです。
あなたはその家で一番の家具を見て、家主に何とコメントしますか?
スルーはダメですよ!インテリア大国イギリスでは、アンティークの知識も一般教養のうち。
澤山塾のラーニングでは、“古いもの”の価値もしっかりお教えいたします。
とはいえ
アンティークを(何かの丸々コピーではなく)インテリアに取り込むことは、そう簡単ではありません。
でも、その喜びを知った時、あなたがインテリアのプロでも、そうでなくても
世界はグッと広がりますよ!